MDマネジメント 私の場合 麻酔科医との対話

その時、麻酔科医はどのように考え、
行動したのか。
MDマネジメントが15年以上にわたり
取り組んできた
コンサルティングをもとに、
読み物にしました。
実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。

Vol.1

私は、
大学病院ということに、
こだわりすぎて
いたのかもしれません。

公立病院 麻酔科部長 T先生(50代)

待ち合わせの時間きっかりに、
先生はカフェのドアを開けて
お見えになった。
まだ風の冷たさを感じる4月中旬。その町では誰もが知る公立病院の
麻酔科部長として先生が
赴任されてから、
3ヶ月後のことだった。
私がご挨拶をする間も開けず、
先生は話しはじめた。

「あの時、あの経験をさせて
もらってよかったと、
今でも思っています。
MDさんには感謝しかありません」

先生の口から出た
「あの経験」とは、昨年の秋に
お願いした
スポット案件の
ことである。

当時、先生は大学病院に
ご勤務されていたが、
「空き時間を少し活用できないか」ということで
MDマネジメントに
会員登録いただいた。
初めてのご面談時に、
ちょうど条件がぴったりの
スポット案件があったので、
「手始めに」ということで
ご紹介させていただいた。

先生は、テーブルのコーヒーを
飲みながら、当時を振り返る。

「とにかく驚きました。
チームワークが
素晴らしいんですね。
それに、スタッフの皆さんの顔が輝いていて、無駄な動きがない。
アシスタントに入っていただいた若い先生も同様で、
私の一挙手一投足を見ながら、
メモをとっているんですね。
その向学心には胸を打たれました」

先生は、ご自身の若い時を
思い出されたという。

「私も若い時は、あんなふうに
夢中だったかもしれない、と
思い出しました。大学病院でも若い先生がたくさんいますが
ちょっと違うんですね。どこかクールというか、冷めている。
麻酔のことより、他のことに興味があるような感じなんです」

先生の気持ちを決定付けたのが、
手術終了時のことだったそうだ。

「先生、また会えますか? また来てくれますか?
って、何人もの方に言われたんです」

「私にとっては、
一度きりのアルバイトでしたが、
皆さんには違ったんですね。
なにか運命的なものを
その時、感じました。
そして思ったんです。
大学病院って名前だけに
こだわることもないのかな、って」

先生は、この後、
この病院に何度もスポット案件で
ご勤務いただくようになり、
やがて自然とお気持ちが
「この病院のためになにか
できないか」というように
固まっていったという。

先生にとって、一度きりの
アルバイトだったこの経験が
先生の一生を決める経験に
なったのかもしれない。

「MDさん、若い先生で
やる気のある先生いたら、
ぜひ
紹介してください。
特に、大学病院で悩んでいる
先生とかね」

先生はいたずらっぽく笑いながら、
別れ際に、私に小声でこう言うと
忙しそうに病院に戻っていった。

MDマネジメントは、
お金以上に大切なご経験を
先生にご案内したいと思っています。
どんなご相談、ご要望も
お聞かせください。

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